プラっと 〜プライマリ・ケアがちょっと詳しく →ぱっと身につく →きっとワクワク 〜
プライマリ・ケアについて 1テーマを紙1枚に超訳 してお届けします。
ケアに関わる人も、そうでない人にも気楽に学べてちょっと役立つ内容をお送りします。
「主旨を もう少し知りたい」、 「そもそもプライマリ・ケアって なに?」 という方は こちら記事からどうぞ
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持病はコレでもっと”軽く”なる!*1
動画でサクッとご覧になりたい方はこちら。
今回は「黒板」風で作ってみました。
持病はみんなで抱えるともっと”軽く”なる!
生活習慣病やアレルギー疾患、認知症など長く付き合っていく持病を、専門的には「慢性疾患」と呼びます。
持病は、それを発症した患者さんおひとりで抱えていくものなのでしょうか?
その持病のケアは、主治医や医療者が単独で行っていくものなのでしょうか?
どちらも気が重いですよね・・・
チームで、地域のみんなで抱える仕組みづくりで、持病はもっと”軽く”なります。
その仕組みづくりのモデルが
「慢性疾患ケアモデル(Chronic Care Model; CCM)」
です*2。
慢性疾患ケアモデル、CCMとは
CCMは、1つの病気・問題に限定せず、慢性の健康問題全体をより良くケアするためのモデルです。
次の6つの要素から成り立ちます。
- コミュニティ、地域との連携
- ヘルスケアシステム 組織化されたケアの提供
- 自己管理支援
- 診療における意思決定支援
- 医療提供システムの設計
- 臨床情報システム
CCMに基づいて多くの職種、地域と連携して、しっかりと慢性疾患を支えるシステムで、慢性疾患の悪化などを防げることがわかっています。
とはいえ、上の6つのそれぞれはさらに細かい項目に分かれており、どこからテコ入れしていいものか迷ってしまいます。。。
CCMは、ここらへんから取り組もう
私の独断と偏見ですが、手始めに取り組めそうなものを5つ挙げてみました。
ご自身の関わるケアや、施設・地域のケアを見直すためには、CCMの評価ツール ACIC(Assesment of Chronic Illness Care)をご活用ください。
CCMをどんどん活用して、誰もが軽く、明るく持病を持てるケアチーム、地域が広がってゆくといいですね。
ではまた、プラっとお立ち寄りください。